まとめ

今回は医療向けの院内感染対策を小動物病院向けに改良したものを紹介しました。まだ確立したものでなく、各病院で適時実態に見合うように改善して欲しいと思います。小動物病院における院内感染対策を推進するに当たって、動物看護師の役割は極めて大きいものと考えます。したがって、国家資格としての動物看護師となれば、院内感染対策が重要な仕事になることから基本的な知識と技術を身に着け実践していただきたいと思います。なお、動物看護師が知っておくべき院内感染対策の詳しい内容は、以下の雑誌に掲載したので参考にして下さい。


1)田村 豊:いまだからそこ実践したい!院内感染防止対策.AS 32(6):30-37,2020.
2)佐野忠士,田村 豊:動物看護師が知っておくべき院内感染対策の基礎知識.Veterinary Nursing 25(2):1-7,2021.
  https://www.jstage.jst.go.jp/article/veterinarynursing/25/2/25_1/_pdf/-char/ja


田村 豊 Yutaka Tamura

酪農学園大学名誉教授

1974年 酪農学園大学酪農学部獣医学科卒業
1974年 農林水産省動物医薬品検査所入所
1999年 動物分野の薬剤耐性モニタリング体制(JVARM)の設立
2000年 検査第二部長
2004年 酪農学園大学獣医学部獣医公衆衛生学教室教授
2020年 定年退職(名誉教授)

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