面接の構造をおさえて質問する

動物病院の採用では、あまり関係ないと思われる先生もいらっしゃるかもしれません。
「STARモデル」と呼ばれる構造化面接メソッドをご存知でしょうか。

構造化面接とは、面接官の評価のばらつきをおさえて評価のズレが起きないよう、事前に採用の評価基準や質問項目を決め、手順通りに実施する方法です。

メリットとして、採用面接で聞かなければならない質問や選考に必要な情報を収集することができ、面接官ごとの評価が安定しやすくなります。
また、1人で採用している方の目線や先入観のばらつきをおさえるだけでなく、もちろん複数人で採用をおこなう場合でも活用することができます。

「STAR」とは、
「S:状況(Situation)」
(例)あなたは今までどのような経験をしてきましたか?

「T:課題(Task)」 
(例)今までに直面したトラブルや大変なことを教えてください?

「A:行動(Action)」
(例)緊急のとき、○○なとき、あなたはどう解決しましたか?

「R:結果(Result)」
(例)あなたがそのように行動したことで、どのような影響、結果になりましたか?

という4カテゴリーに分類することで論理的思考力や改善力といった応募者の行動特性や思考特性を、把握することができます。


このSTAR面接を活用することで求職者の方の話し方だけでなく、どんな考え方を持っているのか知る事ができます。
求職者の方は自身の経験に基づいた話ができることで、より本音を話しやすくなります。

求人側の方が病院や企業に求めているスキルを確認することもできるので、一緒に働くイメージが湧く人かどうかの判断材料にもできます。