「EDUWARD Press社名変更記念セミナー」では、
雑誌「SA Medicine」との連動企画として東京農工大学の大森啓太郎先生を講師に迎え、
「“落とし穴”にはまらない 嘔吐に対する臨床診断思考法」と題した
オンラインセミナーをご講演いただきました。
(セミナー配信:1月13日~1月26日)
本セミナーは、SA Medicineの新特集
「診断に導く思考戦略~第一線ではどう考える~」2月号の
「嘔吐:総合内科医の視点」(執筆:大森先生)では取り上げきれなかった、
臨床で陥りがちな3つのケースを紹介し、解説していただいています。
EDUWARD MEDIAでは、同講義を見逃してしまった先生方に向けて、
セミナーダイジェスト記事を掲載しております。
前編ではケース1を紹介、後編ではケース2とケース3を紹介します。
本記事をご覧いただいたうえで、
「落とし穴」を含む「嘔吐」に対する見識を深めていただけますと幸いです。
■EDUWARD Press 社名変更記念セミナーについて■
2021年2月12日(金)まで開催。
各雑誌にご協力いただいている獣医療のトップランナー講師陣の講義を受けられる、特別企画です。
お申込み方法など詳細は下記ページをご確認ください。
https://academy.eduone.jp/shs/
※EDUWARD Pressの獣医療雑誌を定期購読されている方には、無料でご視聴いただけるクーポンをお届けしています。定期購読をされており、これからセミナーにお申込みされる方はご活用ください。
(2020年12月15日までに定期購読をお申込みいただいている方が対象になります)

はじめに
みなさん、こんにちは。東京農工大学の大森啓太郎です。
SA Medicine新特集第1回のテーマは「嘔吐」です。
嘔吐に対する総合内科医の初期診断思考法については、私が執筆させていただきました。
そこで「“落とし穴”にはまらない 嘔吐に対する臨床診断思考法」について話を進めていき、誌面で取り上げきれなかった「嘔吐に対する総合内科医の初期診断思考法」についてケース別にご紹介していきます。
したがって、SA Medicineの誌面とこれからの話の内容、2つを組み合わせることによって、今回のテーマである総合内科医の思考法、嘔吐に対する考え方が完結され、頭の中で自分のものにできるのではないかと思います。
ケース1では『意外に多い!?「吐く」という症状を認識していない飼い主』
ケース2では『嘔吐の症例におけるスクリーニング検査の重要性』
ケース3では『スクリーニング検査からもう一歩踏み込む思考法』
上記について、これよりお話をさせていただきたいと思います。