こんにちは!VETS CHANNNEL事務局です。
今回は苦手意識を持っている方も歯科に関する動画をご紹介いたします。
田村和也先生(たむら動物クリニック)による「犬歯抜歯および離開させないフラップ処置」をご紹介いたします。
本動画では上顎犬歯の抜歯と、抜歯後に離開しづらいフラップを形成方法のポイントを分かりやすく解説いただきました!まだあまり抜歯を経験したことが無い臨床経験1、2年目の先生や抜歯後のフラップ形成のポイントを復習したいという先生におすすめです。

犬歯抜歯および離開させないフラップ処置のPoint!

1. 抜歯、抜歯窩の清浄化(5:33~11:00)
Point!
歯根膜腔にエレベーター挿入後、まずは歯を頬側に浮かして逃がすようにし、無理に奥まで挿入したり回転をかけないことで口腔鼻腔瘻になることを防ぐ。

Point!
フラップ前、縫合縁になる部分は感染リスクの低減と離解しない縫合のためにしっかり上皮を除去する。

2. 縫合の準備(11:01~15:31)
Point!
フラップの伸展性に余裕をもたせるため、フラップ縁の端までしっかり骨膜を分離し歯槽骨と粘膜を遊離させる。

3. 縫合(15:32~23:50)
Point!
離開を防ぐために針で口腔粘膜はしっかり拾うが、結紮時は切開面同士がかみ合う程度にし、きつく締めすぎない。
こちらの動画はVETS CHANNELにてご視聴いただけます。
◇犬歯抜歯および離開させないフラップ処置
https://e-lephant.tv/vets-ch/vetspay/1000912/
ぜひご覧ください!
●これまでの連載は以下のURLから閲覧できます。
https://media.eduone.jp/list/102/122/