一般業界では、このゴールデンウイーク明けから退職代行を使って辞めてしまう人が続出しています。動物病院でもこれが使われてしまうリスクは大いにあり、他人事ではありません。

そもそも退職代行って何?

2017年頃より始まった退職代行サービスは、文字通り【会社を辞める事を代理でおこなう】ことに特化しています。

退職代行は、突然やってきます。

時間になっても本人が出勤して来ず、
「○○さんより辞職希望の依頼を受けた退職代行会社の△△です」
と、退職代行のサービス企業より電話がかかってきます。

代行を使う理由としては、本人が連絡をとりたくない、あるいはとれない状態であることが多いため、基本的には本人への直接連絡はかたく禁じられます。

また、本人に支給していた会社の物品や退職届等の書類はすべて代行会社を通じて連絡をとったうえで、本人から宅配便や郵送等によって返却・送付されることとなります。

2024年の今では、国内に100以上もの退職代行サービスがあると言われています。

辞めたい理由として多いのは
・横暴な上司や会社で辞める相談ができない
・引継ぎが面倒
・思っていた仕事と違い、ギャップを感じた
・辞めたいと思っているのにずっと引き留められる
等。

企業側にとっては、理由に身に覚えのないものもあるかもしれませんが
なんと最近の新人の中には
・良い辞め方がわからないから退職代行を使う
という人もいるようです。


退職代行からもし自院に連絡がはいってしまったら
連絡が来てしまったときにまず確認しておきたいことがあります。

・退職代行会社の身元確認
・退職は本人の意思であるのかの確認

は、必ずおこないましょう。

本人への連絡については、前述で基本的に連絡をとることができないと記載しましたが、本当に本人の意思であるかどうかがわからない場合は、法的に制御はありません。

ただ、本人の意思であった場合には、突然の欠勤であることはもちろん、退職代行会社も「就業先の電話には出なくていい」と促していることがありますので、電話をしても応答は無いでしょう。

また、確認で終わりではなく
・次回の給与対応
・有給の使用
・退職届の提出依頼と受理
・支給品、貸出品の返却
等、代行会社と連絡をとって対応する必要があります。

その他にも、突然働き手がいなくなってしまったことによる業務の補填も必要となりますし、精神的にも受け入れがたい部分やダメージがあるかもしれません。

動物病院でも退職代行が使われるケースは大いにあるため、対応ができるよう頭に入れておいても良さそうです。


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