‐はじめに‐

こんにちは。動物病院ヒューマンスキル育成コンサルタントの田中理咲(タナカリサ)です。

少し前ですが、衝撃的な数字を見ました。日本の会社にいる「熱意ある社員」はたった6%。調査した139カ国中132位だそうです(世界的大手の調査会社ギャラップ社の2018年の調査)。また、程度の差はあるものの「やる気のない社員」はなんと70%とのこと。正直驚きましたが、よくよく考えてみると「そうかもなぁ」という気にもなりました。
皆さまの職場では、「熱意あるスタッフ」「やる気のないスタッフ」はどれくらいの割合でしょうか?そして、皆さまの後輩はどちらに入るでしょうか?

やりたい、やりたくないに限らず、やらねばならない業務については、もちろん「Do it!」と確固とした指示を出すことが必要です。
ただ、動物病院としての新たな取り組みや、改善をはかりたいときには、「やらされ感」ではなく、「やる気」をもって取り組んでもらいたいですよね。よりよい成果が期待できると共に、先輩側の心理的ストレスも減っていくと思います。

今回は、後輩のやる気を上手に押して、前向きな行動を引き出すための工夫を考えます。

<第6回目はこちら>
https://media.eduone.jp/detail/10330/
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各タイプの「やる気スイッチ」はどこ??

皆さまはどんなときに「やる気」が高まりますか?

人から褒められたとき、目標ができたとき、一緒にがんばる仲間がいるとき…など、人それぞれだと思います。中には、挫折を経験したとき、トラブルに見舞われたときこそやる気が高まる人もいます。
このように、人それぞれ「やる気スイッチのありか」は異なります。

その「やる気スイッチのありか」を今回は、2つの視点で紐解いてみたいと思います。

1つめの視点は「欲求の方向性」。
人間には「快楽と痛みの原則」というものがあり、わくわく・楽しい・嬉しいなどの「ポジティブを求める欲求」と、リスクを避けたい、今の状況から脱したいなどの「ネガティブ回避の欲求」があります。
ただ、ポジティブとネガティブ。どちらの方向の欲求が強いかは、タイプごとに異なります。

2つめの視点は「自己重要感」。
人間は本能的な欲求として、「自分は重要な存在であると思われたい」「他人から能力を認めてもらいたい」という欲求を持っていますが、「どんな点で重要感を得たいのか?」は、これまたタイプごとに異なります。

「欲求の方向性」「自己重要感」の2つの視点から、それぞれのやる気スイッチのありかを探していきましょう。



<各タイプの復習をしたい方はこちら>
http://media.eduone.jp/detail/10258/


■こんな事例で考えてみます!

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新しい取り組みとして、飼い主様への「デンタルケアセミナー」を開催することになった。この取り組みに前向きに参画してほしい
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