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殺処分もゼロの未来


<https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/statistics/dog-cat.html>


 福祉事業者との協働は同時に動物愛護分野にも貢献することになります。実は現在、自治体によって行われている犬猫の殺処分の約半数は子猫です。この子猫の主な供給源は悪質なブリーダーやペットショップではなく、一般人の管理不適による過剰繁殖です。その多くが人福祉が関わる現場で起こっています。無責任な野良猫のエサやりや管理不足による望まれない繁殖が、結果的に殺処分となる猫を生んでいます。
 つまり、福祉現場の動物問題解決は、動物の殺処分ゼロ達成に最も重要な要素のひとつでもあります。人福祉×獣医師によって、飼い主本人と福祉従事者に好循環が生まれた先には、動物の殺処分ゼロも見えてきます。

今後の展望


<福祉事業者と同行訪問で支援先と話す山形>


 これまで主に自治体やその関係機関からの相談に対応し、当院の取り組みが福祉事業者の力になれることを確信しました。今後は広く民間の福祉事業者にも認知、利用していただきたいです。
 長く福祉業務に携わっていると必ず遭遇する動物の問題。遭遇してもどうすることもできなかった問題。これに対応すべく獣医師を顧問に持つことが社会福祉業界の常識となり、すぐ相談できる体制を創りたい。動物問題で悩む福祉従事者をゼロにしたい。これがやまがた不妊去勢クリニックの夢です。

「April Dream」は、4月1日に企業がやがて叶えたい夢を発信する、PR TIMESによるプロジェクトです。私たちはこの夢の実現を本気で目指しています。


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