触診と 単純X線検査の間を埋めるもの

―最後に、本書を手に取ろうという先生方にメッセージをお願いします。
 運動器の解剖学の知識は、運動器超音波検査のためだけに必 要なのではありません。
 私自身が体感したことですが、解剖学の知識が深まるにつれて、触診で得られる情報がさらに増え、手術のテクニックも一段上に上がれた気がします。つまり、運動器超音波検査が普及すれば、獣医整形外科分野全体のレベルアップにつながるのではと期待しています。

 また、本書はあくまでも運動器超音波検査を知るためのFirst stepに過ぎません。獣医療において運動器超音波検査が触診と単純X線検査の間を埋めるものとして確立するには、本書を手に取っていただいた先生方のご協力が不可欠です。今後は講演やハンズオンセミナーの開催に加え、研究会などの発足も検討していますので、是非ご協力ください。


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仕様:A4判/並製/192頁/DVD付
著:本阿彌 宗紀(ほんなみ むねき)
出版:エデュワードプレス
サイズ:A4判/並製/192頁/DVD付
発刊日:2017年9月5日


本体価格 17,820円(税込)

本阿彌 宗紀

東京大学大学院農学生命科学研究科 附属動物医療センター 整形外科
2008年 麻布大学獣医学部獣医学科卒業 外科学第二研究室
2012年 東京大学大学院農学生命科学研究科 獣医学専攻博士課程修了 博士号(獣医学)取得
東京大学大学院工学系研究科
バイオエンジニアリング専攻 特任研究員
2013年 東京大学大学院農学生命科学研究科 附属動物医療センター 特任研究員
2014年 東京大学大学院農学生命科学研究科 附属動物医療センター 特任助教

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