こんにちは!VETS CHANNNEL事務局です。
今回は、藤井 聖久先生(くすの木動物病院)による
前十字靭帯断裂整復術 ① 前十字靭帯断裂の診断と治療をご紹介いたします。
前十字靭帯断裂は一次診療においても遭遇することの多い整形外科疾患の1つです。
本動画では、前十字靭帯断裂の診断および治療法に関して順を追って解説いたします。
レントゲン検査やドロワーテストなど普段行っている検査に関して、今一度ポイントを確認していきましょう。
◇前十字靭帯断裂整復術 ① 前十字靭帯断裂の診断と治療
講師:藤井 聖久先生(くすの木動物病院)
https://e-lephant.tv/vets-ch/vetspay/1000916/

前十字靭帯断裂整復術 ① 【前十字靭帯断裂の診断と治療】のPoint!

1. 前十字靭帯断裂の診断(00:20〜02:36)
Point! 前十字靭帯断裂の診断はレントゲン画像上での脛骨の前方変位・fat pad sign、徒手整復、超音波検査などを用いる。

2. ドロワーテスト(02:37〜6:49)
Point! 検査をおこなう際は、膝蓋骨および脛骨粗面に人差し指を置き、そこから親指をずらし大腿骨の外側上顆および腓骨の腓骨頭尾側にあてて、皮膚がたるまないよう注意する。

3. 脛骨前方押し出し試験(6:50〜8:12)
Point! 膝を直角に曲げ腓腹筋にテンションをかけ、右手の人差し指で脛骨粗面を尾側に押しながら左手で脚を屈曲させ、脛骨が前方に押し出されるか判断する。

4. 前十字靭帯断裂の治療(8:13〜11:14)
Point! 犬においては関節外法、脛骨高平部水平化骨切り術(TPLO)、脛骨粗面前進化術(TTA)、猫においては保存療法や関節外法から症例の状態を鑑みて選択する。(2019年4月時点)
●これまでの連載は以下のURLから閲覧できます。
https://media.eduone.jp/list/102/122/