こんにちは!VETS CHANNNEL事務局です。

今回は、川村 悠太先生(川村動物病院 新潟低侵襲動物医療センター)による
腹腔鏡下卵巣子宮摘出術をご紹介いたします。

本動画では、内視鏡の設定やポートの位置決め手順、術中のカメラと鉗子の操作方法を
順を追って詳細に解説いたします。
手元の動きと腹腔内カメラの画の連動性を理解して、内視鏡外科の知識を深めていきましょう。

◇腹腔鏡下卵巣子宮摘出術
 講師:川村 悠太先生先生(川村動物病院 新潟低侵襲動物医療センター)
 https://e-lephant.tv/vets-ch/vetspay/1004155/

腹腔鏡下卵巣子宮摘出術のPoint!


1. トロッカーの設置(00:15〜06:46)
Point! 第1トロッカーは臍を目安に、第2トロッカーは第1トロッカーと恥骨前縁の中央に、第3トロッカーは第1トロッカーと剣状軟骨の中央にそれぞれ設置する。


2. 左側卵巣の処理(06:47〜10:34)
Point!  卵巣固有索を把持して卵巣を軽く牽引し、超音波メスにて脂肪内に隠れている卵巣動静脈をシーリングする。この際、臓器を傷つけることが無いよう超音波メスのアクティブブレードを手前に配置するよう注意する。


3. 右側卵巣の処理(10:35〜14:01)
Point! 体位を左右半横臥位に保定すると腸管が下がり卵巣・子宮が露出するため、臓器を視認しやすくアプローチが容易となる。


4. 卵巣・子宮の摘出(14:02〜18:55)
Point! 両側の卵巣・子宮を同時に引き出すことが難しい場合は、先に子宮体部を処理しその断端を腹腔内に戻してから、腹腔内に残していた片側の卵巣を処理する。


5. 閉創(18:56〜22:55)
Point! 再度気腹し腹腔内の出血有無を確認してから、トロッカーを介して腹腔内のガスを抜去し、閉創する。

●これまでの連載は以下のURLから閲覧できます。
https://media.eduone.jp/list/102/122/


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