こんにちは!VETS CHANNNEL事務局です。
今回は、安部 欣博先生(安部どうぶつ脳神経外科クリニック)による
Dr安部の若手獣医師のための脳神経外科セミナー
第1回【脳神経外科における医療と獣医療の違い】をご紹介いたします。
本シリーズでは、獣医かつ人の脳外科医である安部欣博先生を講師にお迎えし、医療と獣医療の両側面から脳神経外科に関して解説いただきます。「外科は出来ないから放射線療法」「手術をしても予後が悪い」など知識不足からくる先入観をなくし、適切な治療方法を選択できるようにしていきましょう。
<Dr安部の若手獣医師のための脳神経外科セミナー>
講師:安部 欣博先生(安部どうぶつ脳神経外科クリニック)
◇第1回【脳神経外科における医療と獣医療の違い】
https://e-lephant.tv/vets-ch/vetspay/1004134/
◇第2回【一次診療において身につけておくべき知識】
https://e-lephant.tv/vets-ch/vetspay/1004149/

Dr安部の若手獣医師のための脳神経外科セミナー 第1回【脳神経外科における医療と獣医療の違い】のPoint!

1. 医療と獣医療の違い(00:08〜18:43)
Point! 獣医療も医療のように自身の感覚に頼りきるのではなく、検査・診断・治療を踏まえて理論立てた診療を行っていくよう心がけていくことが今後より重要となってくる。

2. 大学病院での脳神経外科:穿頭術(18:44〜34:15)
Point! 穿頭術では、術中に開頭術に変更になった場合の切開ラインを想定して、そのライン上に切皮ラインを設定する。

3. 大学病院での脳神経外科:開頭術(34:16〜53:42)
Point! 病変部位により頸部の固定角度・開頭手順は決まっており、手術前の準備が重要となる。切開の大きさにこだわるのではなく、いかに安全に的確な手術が実施できるかを第一とする。

4. 脳神経外科症例の動向(53:43~61:14)
Point! 犬猫における脳外科症例はほぼ脳腫瘍であり、病理組織検査の結果がでて初めて的確な治療計画を立てることが可能となる。

5. 獣医療における脳神経外科(61:15〜68:08)
Point! 獣医療における脳神経外科はまだ発展途上であり技術が命に直結する分野である。症状や治療方法を理屈で説明ができる分野であるため、適切な思考を積み重ねて向き合っていくことが重要である。
●これまでの連載は以下のURLから閲覧できます。
https://media.eduone.jp/list/102/122/