こんにちは!VETS CHANNNEL事務局です。

今回は、藤井 聖久先生(くすの木動物病院)による会陰尿道造瘻術をご紹介いたします。

猫は泌尿器系のトラブルが多く、尿石などにより尿道閉塞を繰り返す・閉塞解除が難しい場合は、外科適応となります。本動画では、会陰尿道造瘻術に関して保定方法から術中のポイントまで、順を追って詳細に解説いただきました。

◇会陰尿道造瘻術
 講師:藤井 聖久先生(くすの木動物病院)
 https://e-lephant.tv/vets-ch/vetspay/1001188/

会陰尿道造瘻術のPoint!


1. 切皮~アプローチ(00:57〜03:50)
Point! 尿道にトムキャットカテーテルをいれることで尿道の走行や尿道の粘膜の位置が認識しやすくなる。


2. 陰茎の剥離(03:50〜13:16)
Point! 坐骨海綿体筋は骨盤側の付着部で切断すると出血を最小限に抑えることができる。


3.  尿道の切開(13:17〜14:52)
Point! 尿道球腺より膀胱側の粘膜と肛門直下の皮下組織に1糸かけておくと尿道が腹腔内に戻らないため、手術を進めていきやすくなる。


4. 尿道の切開(13:17〜14:52)
Point! 尿道は挿入しているカテーテルの背側に沿うように尿道球腺の手前までを切開するよう意識する。


5. 尿道と皮膚の縫合(14:53〜23:50)
Point! 尿が皮下組織に漏れると炎症の原因となるため、尿道粘膜と皮膚はしっかり並置縫合する。

●これまでの連載は以下のURLから閲覧できます。
https://media.eduone.jp/list/102/122/


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