こんにちは!VETS CHANNNEL事務局です。

今回は、関 真美子先生(日本大学)による
エキスパートに学ぶ外科手技 第1回【上部消化管の外科】をご紹介いたします。

本シリーズでは各分野のエキスパートを講師にお迎えし、
教科書だけでは学ぶことが出来ない外科手技の知識や実践的なポイントを解説いたします。
第1回では、胃切開、胃部分切除、ひも状異物、腸重積、腸管吻合に関して
基本の解剖の確認から術中の注意点まで詳細にお伝えいたします。
第2回の下部消化管の外科とあわせてぜひご活用ください!

◇エキスパートに学ぶ外科手技 第1回【上部消化管の外科】
 https://e-lephant.tv/vets-ch/vetspay/1004127/
◇エキスパートに学ぶ外科手技 第2回【下部消化管の外科】
 https://e-lephant.tv/vets-ch/vetspay/1004141/

エキスパートに学ぶ外科手技 第1回【上部消化管の外科】のPoint!


1. 胃の外科解剖(00:08〜05:59)
Point! 幽門切除では右胃大網動脈の処理をする際に、胃十二指腸動脈および前膵十二指腸動脈を傷つけないよう注意する必要がある。


2. 胃切開(06:00〜14:43)
Point! 二層縫合することを考え切開線は胃の中央に設定し、その延長線上に支持糸をかけるよう意識する。


3. 胃の腫瘍(14:44〜26:59)
Point! ビルロート1法ではまず十二指腸の内径に合わせて胃の小弯側を縫合する。次に頭側・尾側それぞれに支持糸をかけ、支持糸の背側から縫合していく。


4. 腸管の外科解剖・生存性の確認(27:00〜29:04)
Point! 腸管の生存性は色調や血管拍動、蠕動、切開部からの出血などから総合的に判断する。


5. 腸管の外科(29:05〜51:30)
Point! ヒモ状異物では蠕動運動により腸管腹側にヒモが食い込み損傷する。無理に異物を引きぬくのではなく、複数個所を切開し腸管の損傷を最低限に摘出していく。


●これまでの連載は以下のURLから閲覧できます。
https://media.eduone.jp/list/102/122/


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