みなさん、こんにちは!
東京都葛飾区で開業している獣医師の進藤と申します。

私が運営している病院は、エキゾチックアニマルの専門病院です。
当院には犬・猫はまったく来院しません。
狂犬病予防接種やフィラリア予防もないので、春の繁忙期もありません(これはよいことなのでしょうか??)。

一般的な動物病院で働く獣医師の皆さんの目には、当院のような専門病院の日常は新鮮にうつると思います。
本連載では、エキゾチックアニマル専門病院での日常を少しずつ紹介していきたいと思います。

こんなウサギをどう診断する?

ウサギが来院しました。
主訴は血尿がでたとのことです。


図 来院したウサギ
敷いてあるペットシーツにも血液が付着しています。


血尿を主訴に来院するウサギは、日常的に遭遇します。
しかし、ウサギは生理的な有色尿をすることもあるため、その鑑別が重要です。

具体的には赤色のポルフィリン尿(正常所見)、尿路系からの血尿、そして未避妊雌なら子宮からの出血が考えられます。

本症例は、臨床検査を進めている途中に、院内で写真のような所見がみられました。


図 犬舎に認められた大量の出血痕
さすがにこれはただの血尿ではなさそうです。


図 症例を後方からみたところ
血液が尾や足底にも付着しています。


あなたの考える鑑別疾患は何でしょうか?