こんにちは!VETS CHANNNEL事務局です。
今回は、小山田 和央先生(松原動物病院)による
Principles of Surgical Oncology 腫瘍外科のメソッド④【皮弁法】をご紹介いたします。
広域な皮膚欠損の可能性がある腫瘍外科において、皮弁法という選択肢は、
外科適応の可能性を広げるだけでなくその後の患者のQOLに影響を与える、重要な要素となります。
実際の症例写真や手術動画とともに、基本的手技から実践的なポイントまで、丁寧に解説していただきました!

Principles of Surgical Oncology 腫瘍外科のメソッド④【皮弁法】のPoint!①

1.皮弁とは(00:09〜06:20)
Point! 皮弁とは、大きな皮膚欠損や不動化が困難な部位での欠損に対して実施される
「血流のある皮膚・皮下組織」を指す。

2.真皮下血管網皮弁:転移(横転)皮弁、前進皮弁(単茎)(06:20〜20:40)
Point! 皮弁壊死の一因となるため、皮弁の長さは最大で皮弁幅(欠損部の幅)の2倍程度にするとよい。

3.真皮下血管網皮弁:ヒダ皮弁(Skin fold flap)(20:40〜28:35)
Point! ヒダ皮弁は前後肢の皮膚ヒダを利用する皮弁法であり、乳腺腫瘍など腹部の広域な欠損に対しても有用である。