みなさん、こんにちは!
東京都葛飾区で開業している獣医師の進藤と申します。
私が運営している病院は、エキゾチックアニマルの専門病院です。
当院には犬・猫はまったく来院しません。
狂犬病予防接種やフィラリア予防もないので、春の繁忙期もありません(これはよいことなのでしょうか??)。
一般的な動物病院で働く獣医師の皆さんの目には、当院のような専門病院の日常は新鮮にうつると思います。
本連載では、エキゾチックアニマル専門病院での日常を少しずつ紹介していきたいと思います。

いろんな動物がやってくる!
私の病院はエキゾチックアニマルの専門病院です。
犬・猫は来院しません。
かといって、オオトカゲとかスローロリスとか、猛禽類ばかりをみているわけではありません(患者さんは実際にいますが・・・)。
ペットショップに行けば普通に陳列されている動物たちをみることが圧倒的に多いのです。
ウサギ
飼育用品やフードのバリエーションも豊富になり、イベントなども盛んに開催されています。
完全にペットとしての地位を確立したのではないでしょうか。
当院でも来院患者の 4 割を占めます。

図 ウサギ
どうしても抱っこをしたいという要望があって、レクチャーすることも多いのですが、ウサギはあまりうれしそうでないことが多いです
小型鳥
なかでもセキセイインコ、オカメインコ、ラブバード(コザクラインコ、ボタンインコ)、ブンチョウは、来院する鳥全体の7~8割を占めます。
次にマメルリハインコ、サザナミインコ、ウロコインコ、ヨウム、ウズラ、ジュウシマツ、カナリア、キンカチョウなどが続きます。
図 セキセイインコ
人気は不動のNo.1 です。日本人にはビビッドなカラーリングのインコよりもパステルカラーが響くのでしょうか。
図 オカメインコ
これも人気の鳥種です。「オカメ」の名の通り、チークが特徴です。