動物病院での面接と言っても、実習の最後の日に院長先生にちょっと呼ばれる形で実習の感想を聞かれた時に、その場で就職の意思も確認され、口頭で内定をいただいただけ、という先輩の体験談もよく耳にするかと思います。
一方、しっかりとした面接が行われる場合もあります。
ただでさえ緊張する面接、入念な準備をもって臨みましょう!
動物病院での面接
持ち物
持ち物は事前に企業・動物病院から指示されることもあるかと思います。事前に提出している場合を除き、面接時に履歴書を持参することも多いようです。
見た目
サービス業である動物病院の仕事は、お客様である飼い主様と関わるお仕事。
面接官も、この人は飼い主様から信頼されそうか?しっかり接客できそうか?そして院内スタッフとも調和できるか(見た目を整えることに気が配れないなら、同僚にも気が配れないのでは?)、というところを見ています。服装や髪形に気を配ることで、人に与える印象はだいぶ違ってきます。
清潔感のある髪形、磨いた靴(汚れのないくたびれていない靴)、アイロンがかかった衣服、手入れされた指先など、一部分に着目されることはないとしても、総合的に「見た目から受ける印象」が決まってきます。
いざ面接!
履歴書を書くためにしっかりと準備したのなら、その頃には話すことには困らないはずです。
面接官も、履歴書を元に質疑応答をすることが多いです。
(面接前には提出する履歴書の内容はちゃんと頭に入れておきましょう!)
履歴書に書いてしまっているから別のことを言わなくては、と思う必要はありません。
内容としては同じでいいので、面接ではあなたの言葉で、少しずつ文章を補いながらあなたなりに話してみましょう。
面接に限らず、世のビジネスシーンでそうであるように、話は結論から伝え、その後に補足・理由を足して説明していきましょう。
学生時代に力を入れたこと、困難に遭遇した時に克服した方法とそこから学んだこと、どんな獣医師・動物看護師になりたいか、そのためになぜ応募した企業・動物病院が良いと思ったか、自己アピール等々、応募先の企業・動物病院への愛を伝えるチャンスです。
スキルや能力も評価の対象ですが、意欲ややる気、受け身ではなく自ら行動する姿勢あるか、入社後、成長する伸びしろがどれくらいあるのかを見られています。
面接で緊張するのは当然です!
緊張をしていながらも気を付けたいのは、面接官の目を見て(面接時に目が合わないと、飼い主様と目が合わせられずコミュニケーションが取れないかもと思われてしまいます)、適度な笑顔を意識すること。
だらしなく座ったり、なれなれしい態度は良くありませんが、かといって、おどおどしすぎているのもNG。
面接はあなたのスピーチの場ではなく、人と人との言葉のキャッチボールで成立していくもの。伝えたい思いが溢れて面接官の話を遮ったり、質問に食い気味に答えたりせず、すこし面接官との会話を楽しめるぐらいの気持ちで臨めたらいいですね。
最後に何か質問がありますか
この質問は面接時、よく聞かれる項目です。
「え~…、特にありません」と答えるのは避けましょう。
それまでの面接内でしっかりと自分の疑問や懸念点が解消されていれば別ですが、ここでもやはりしっかりと発言していきましょう。
純粋な疑問でももちろん良いのですが、「こちらで○○できるようになりたいのですが、どのような教育の機会がありますか?」「○○に力を入れているとHPで拝見しましたが、入社後、どれぐらいで私にも挑戦させてもらえますか?」など、一見文章としては質問なのですが、行きつくところ、あなたのやる気や熱意、その企業・動物病院をどれだけ調べてきたかを伝えられる内容を聞くのが賢明。
ここはあなたの疑問を解消する場だけではなく、自己アピールをするチャンスと考えてください。
面接の事前準備時に、「最後の質問は?にはこれ聞くことにしよう」といくつか質問を準備しておくのも手。
自分も企業・動物病院を評価しよう
面接では、評価を受けるばかりではありません。あなた自身も、面接官の受け答えから、そこで今後自分がやりたいことができるか、なりたい自分に近づくことができるか、本当にそこで働きたいかをしっかり見極め、自分もその企業・動物病院を評価することも忘れずに。
就職活動では、選ばれるだけではなく、自分も選ぶ気持ちも大切にしてください。
就業開始前に疑問は解決しておこう
また、面接時、就業条件に不安がある人はしっかり確認することも大事です。面と向かっては聞きにくい人もいるかと思いますが、その場合は後日メールで確認する等、うやむやなまま入社を決めてしまうことはやめましょう。
入社後こんなはずじゃなかった、ではもったいないですよね。
その場(口頭)で内定をいただいたら?
動物病院によっては、内定の旨をその場で告げられることもあるようです。
もちろん、第1希望の動物病院でしたら、そのまま喜んでお受けしますよね!
その場合、口頭だけでの内定確認にとどまらず、しっかりと文書で内定の旨を明示してもらうことをおススメします。
(口約束の内定を反故にされたという話もあります…)
でも、正直なところ、「第1希望ではない」「他の動物病院も見てみたい…」「実は他の動物病院でも選考中だ」…なんてことあるかと思います。
一度内定を保留にしたい場合は、先方に「いつまで内定を保留にできるか?」を聞いてみましょう。
そしてその期限までに、内定をお受けするかお断りするかを連絡することもお忘れなく。
詳しくはこちらの記事へ→
【求職者の方へ 内定(内々定)をいただいたら(承諾・保留・断り方などのメール返信例)】
https://media.eduone.jp/detail/10788/
色々な企業・動物病院にアプローチできるのは学生の特権です。
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