エックスライフ株式会社(本社所在地:東京都千代田区、代表取締役:佐藤 孝幸、以下当社))は、トリマー業界の課題をデジタルで効率的に解決する「トリマーサロンDX」サービスを当社が運営するx Life(エックスライフ)に実装し、モニタ運用を開始しましたのでお知らせいたします。

ニュース概要

ペットを家族のように愛する飼い主にとって、サロンでのトリミングはお世話の一つです。
しかし、ペットトリマーサロンで理想のスタイルにカットしてもらえなかったり、引っ越しを機に新しいサロンを探した際に、以前のカルテ情報を再び提供する手間がかかると感じた経験がある方もいるかもしれません。
これらの情報をサロンと飼い主間はもちろん、サロン同士でも共有ができれば、飼い主もトリマーももっとスムーズに対応できるはずです。そのためには、ペットトリマー業界のデジタル化が不可欠となります。
では、実際にトリマーはこのデジタル化にどう対応しているのでしょうか?
そこでトリマー1,003名の方を対象に「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査を実施しました。

<調査概要>
調査概要:「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査
【調査期間】2024年4月11日(木) ~ 2024年4月12日(金)
【調査方法】リンクアンドパートナーズが提供するPRIZMA(https://www.prizma-link.com/press
【調査人数】1,003人
【調査対象】調査回答時に トリマーである と回答したモニター
【調査元】エックスライフ株式会社(https://www.xlife.co.jp/
【モニター提供元】ゼネラルリサーチ

◎ 施術以外でトリマー業務を逼迫している業務が明らかに

はじめに、トリマー業務の現状について伺いました。


「トリマー業務で多忙と感じることがありますか?」と質問したところ、『毎日ある(33.4%)』『週に2~3日ほどある(42.6%)』『週に1日程度ある(14.6%)』『月に1~3日ほどある(5.0%)』『ほとんどない(4.4%)』という結果になりました。

7割以上が「毎日ある」「週に2〜3日ほどある」と回答しており、トリマー業務で多忙と感じていることが明らかになりました。
実際にどういった業務が業務時間を逼迫しているのでしょうか。

「施術以外で時間を要して大変な業務は何ですか?(上位3つ)」と質問したところ、『健康情報や施術情報のカルテの記入とペットオーナーへの報告(44.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『予防接種や外観などペットヘルスの確認と要望などお客様事前ヒアリング(42.5%)』『顧客管理やリマインド、クレームなどお客様のバックグラウンド業務(35.4%)』と続きました。

ペットの健康・施術情報をカルテに記入しペットオーナーに報告する業務に負担を感じている方が最も多いようですが、どのような理由なのか具体的にうかがってみましょう。

■カルテの記入やペットオーナーへの報告が大変だと感じる理由とは?
・ ワンちゃんによって様々な体質や性格もあるので、細かな対応をするためには飼主へのヒアリングが必須だが情報の管理は大変(30代/愛知県/女性)
・カルテの記入はそれぞれパターンが違うため、事細かに記入するとなるとそれ相応の時間がかかる(40代/東京都/女性)
・入力情報の数が多く大変(50代/東京都/女性)

ペット情報は項目が多く、きめ細やかなカルテの記入をすることが大変であることがうかがえます。

◎ 完全にカルテのデジタル化がされている職場は約4割
続いて、どの業務にデジタル化(システム化)が必要だと思うかうかがいました。


「カルテなどトリマーのどの業務にデジタル化(システム化)が必要だと思いますか?(複数選択可)」と質問したところ、『カルテのペットヘルス情報(予防接種確認、外観チェックなど)のデジタル化(42.9%)』と回答した方が最も多く、次いで『カルテの施術情報のデジタル化(35.6%)』『顧客(ペットオーナー)管理(33.5%)』と続きました。

前問で最も時間がかかると回答が集まったカルテ記入のデジタル化を求める声が特に多い傾向にあるようです。

そこで、「あなたの職場ではカルテ(予防接種等ヘルス情報及び施術情報、写真含む)の記入と管理はデジタル化されていますか?」と質問したところ、『完全にされている(36.0%)』『部分的にされている(53.7%)』『何もしていない(10.3%)』という結果になりました。

完全にデジタル化されている職場は約4割であり、まだ紙で管理する習慣が残っていることが示唆されました。


カルテのデジタル化の導入がされている「完全にされている」「部分的にされている」と回答した方に「カルテがデジタル化されていて良かった点は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『過去施術など情報の確認がラク(47.1%)』と回答した方が最も多く、次いで『記入や管理が簡単(42.1%)』『顧客との情報共有がしやすい(32.8%)』と続きました。

カルテがデジタル化されることで過去の施術情報との照らし合わせや記入・管理が簡単になるという声が多く寄せられました。

次に、カルテの記入と管理のデジタル化が、「部分的にされている」「されていない」と回答した方に、「カルテがデジタル化されていないことで良くない点は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、『手間がかかる(紙への記入をデータ入力するなど)(41.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『記入に時間がかかる(32.6%)』『顧客情報の共有が難しい(32.1%)』という回答結果になりました。

やはり紙への記入は、時間も手間も掛かる傾向にあるようです。

◎ カルテの共有に対してポジティブな意見が多い傾向に
続いて、カルテを顧客と共有するメリットについてうかがいました。


「カルテを顧客と共有することで、当てはまると思われるものを選んでください(複数回答可)」と質問したところ、『報告が自動化され、履歴も見えてコミュニケーションがしやすくなる (44.0%)』と回答した方が最も多く、次いで『ヘルス情報を前提とした施術がきちんと報告され店舗への信頼度が高くなる(36.2%)』『手順等が自動化されペットケアのサポートがしやすい(34.9%)』と続きました。

カルテの共有はトリマーの業務軽減だけではなく、顧客とのコミュニケーションや信頼関係につながると感じる方が多いことが示されました。

続いて、「カルテを他店舗・他トリマーと共有することで、当てはまると思われるものを選んでください(複数回答可)」と質問したところ、『顧客(ペットオーナー)のペット情報を新たに記載する必要がなく、業務効率の向上につながる(42.7%)』と回答した方が最も多く、次いで『顧客(ペットオーナー)自身が明確に要望を伝えやすくなると思う(39.4%)』『他サロンの過去の施術内容が確認・理解できて顧客(ペットオーナー)要望を叶えやすい(32.3%)』と続きました。

他店とのカルテの共有は、業務効率化に加え、顧客満足度にもつながると考えている方が多いと示されました。


最後に、「カルテの顧客(ペットオーナー)や他店舗との共有(閲覧)を実施したいか否かを教えてください」と質問したところ、『顧客とは共有したい(40.6%)』と回答した方が最も多く、次いで『顧客、他店舗・他トリマーどことも共有したい(35.0%)』と続きました。

対象者を限らずカルテを共有したいと考える方が4割弱いる結果となり、顧客との共有に関しては、7割以上が共有に前向きであることが示唆されました。

◎ まとめ:トリマーの業務効率化や顧客満足度にはカルテのデジタル化は有効であり、ポジティブな意見が多数寄せられる結果に
今回の調査で、トリマーの業務の実態やデジタル化に関する意見が明らかになりました。
トリマー業務を多忙と感じる方は非常に多く、特にカルテ記入や顧客ヒアリングなどの業務に負担を感じている方
その理由として、ペットはそれぞれ性格や体質が違うため、きめ細やかな記入や伝達をしようとすると、時間がかかってしまうことがうかがえます。

続いて業務のデジタル化についてうかがったところ、完全にデジタル化されている職場はまだ約4割程度に留まっています。カルテのデジタル化のメリットとして、過去の施術情報の確認や記入、管理が楽になると感じている方が多いようです。一方、デジタル化されていないデメリットとして、紙への記入は時も手間も掛かるという声が多く寄せられました。実際にデジタル化を希望する業務としてはカルテ記入を求める声が約8割という結果になりました。

また、カルテを顧客と共有することについては、報告が自動化され、履歴も見えてコミュニケーションがしやすくなると感じている方が多いようです。
さらに、他店とのカルテの共有についても「業務効率の向上につながる」や「顧客が要望を伝えやすい」というメリットがあることも明らかになりました。
カルテのデジタル化のメリットは業務効率化だけでなく、顧客満足度につながることが示唆されました。

・ペットトリマーと飼い主の幸せにつながる『トリマー共有カルテ』
・当分モニターとして無償、その後は賛助会員として1年に1万円~2万円の支払い


今回、「トリマーカルテのデジタル化と共有化」に関する調査を行ったエックスライフ株式会社https://www.xlife.co.jp/)は、人やペット、動植物の生涯のデジタル化(ライフDX)を実現するクラウド型ITサービス「xLife(エクスライフ)」を提供しています。
詳細を見る:https://www.xlife.jp/XLife/Default.aspx