サンシャイン水族館(東京・池袋、館長:丸山克志)では、5月29日の“世界カワウソの日【World Otter Day】”を含む5月17日(金)~29日(水)の13日間で、カワウソの魅力を発信するとともに、絶滅が危惧されている現状に目を向けるきっかけとなるイベント「世界カワウソの日2024 in サンシャイン水族館」を開催しています。
イベントページ: https://sunshinecity.jp/aquarium/event_performance/event/entry-28141.html
今回のディスカバリー通信ではカワウソについて、イベント内では伝えきれない、知られざる魅力、「かわいい以外のたくさんの顔」に焦点を当ててご紹介します。
※本リリースPDFはこちらよりダウンロードいただけます→https://prtimes.jp/a/?f=d20364-878-62749df492917e131e91d2aa24ac9985.pdf

ニュース概要

サンシャイン水族館で観られる「コツメカワウソ」とは?
コツメカワウソは、ネコ目イタチ科ツメナシカワウソ属に属する肉食動物。カワウソの仲間の中でも最も小さく、東南アジアや中国の南部などに生息しています。名前のとおり、指先には小さい爪があり、四肢には水かきがあります。体長約40~60cm、体重3~6kgほど。生息しているのは河川や湖沼、湿地帯など。細長い体を上手に操って急流の中をスイスイ泳ぎ、すばやい動きでエサを獲り、いきいきととても活発に動き回ります。サンシャイン水族館の「カワウソたちの水辺」水槽では、緑に覆われた陸地を駆け巡り、急流に潜るコツメカワウソ本来の姿や、コツメカワウソたちがぎゅっとまとまって眠る仲むつまじい姿などを見ることができます。

《カワウソの覚えておきたいたくさんの「K」》
■家族愛溢れる!鳴き声を使い分けて仲間や家族とおしゃべりする⁉

カワウソは集団・ファミリーを形成していることが多く、10種類以上の異なった鳴き声を使い分けてコミュニケーションを取り合っていると言われています。
群れからはぐれないようにする習性もあり、より個体同士が親密になりやすい傾向にあるのではないかと考えられています。また「家族愛」も強く、鳴き声も使いながら両親が協力して仔育てをします。


仔を抱く父


「カワウソたちの水辺」水槽では新しい命の予感!!!
https://x.com/Sunshine_Aqua/status/1790654512933593189

■活発・器用で怖いもの知らず?!
手先が器用な理由は、野生下で主食となる生き物たちにあります。エサとなる魚やカニ・エビなどの甲殻類、カエルなどの両生類は、岩や草木の陰や砂の中に隠れており、カワウソは、その隙間などに手を入れて、生き物たちを捕まえています。


小石をジャグリング


必見!器用な手の動き!


■最強の毛(温かく高密度)・感覚毛
カワウソは陸でも水中でも生活するため、体温調整のために体毛が2重になっており、その本数は数億本*と高密度です。
水をはじく長く太い上(外)の毛と、短くびっしり生えた細い下(内)の毛の2層構造になっていて、
上の毛は水はけがよく皮膚が水に濡れないようになっているため、体を冷やしにくくしています。


参考:毛並み動画(https://app.box.com/s/v3kbvrp1txfvi6m1clfbj8nc6iuqbm2b