日々使い慣れた薬剤でも、その薬剤に関して十分な知識をもち合わせていないと、思いもよらない事態を招いてしまうことがあります。

CLINIC NOTEでは、日常的に診療で処方している頻用薬について、そのピットフォール(副作用、有害事象)を各科ごとに症例ベースで、4月号(前編)・5月号(後編)にわたって紹介。“万が一”を想定してぜひそのときに備えることができます。

※本特集では、薬剤の副作用を中心に述べています。中には、薬剤と症状の因果関係が疑われるものの断定できないものも含まれています。まれな症例を取り上げている点につきましても併せてお伝えいたします。本特集で取り上げた内容についての製薬会社への直接のお問い合わせは、お控えいただくようお願い申し上げます。本特集に記載されている薬剤の使用にあたっては、添付文書等を読者ご自身で再度ご確認ください。

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ニュース概要

~4月号の特集内容の一部をご紹介~

■監修:塚本篤士先生(麻布大学)

■循環器:新実誠矢先生(麻布大学)
●アムロジピンのまれな副作用 -歯肉増生-
犬では全身性高血圧症や粘液腫様僧帽弁疾患(MMVD)の治療の際に使用されることが多い薬剤ですが、まれに薬物誘発性に歯肉増生や浮腫を生じることあります。本稿では、アムロジピンの副作用と考えられる歯肉増生(薬物誘発性歯肉増殖症)が認められた症例を病変写真とともに紹介しています。
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●心疾患の症例におけるステロイドのピットフォール -心不全の発症-
ステロイドはさまざまな疾患に使用されますが、このような多様な作用が時に副作用としてあらわれることもあり、使用時には全身の影響を考慮しなければなりません。
本稿では、プレドニゾロンの投与をきっかけに心不全の発症が疑われた粘液腫様僧帽弁疾患(MMVD)の症例を紹介します。
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■呼吸器:阿江理恵子先生、藤原亜紀先生(日本獣医生命科学大学)
●呼吸器症例におけるマロピタントのピットフォール -鎮咳作用による呼吸器管理への影響-
猫にマロピタントを使用した場合、鎮咳作用が発現し、気道内分泌物が貯留して呼吸状態が悪くなるケースもあります。本稿では、誤嚥性肺炎を疑われて来院した猫の症例を紹介します。
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●低用量ステロイドのピットフォール -真菌感染-
ステロイドの長期間使用は、免疫機能が抑制され、後に日和見感染を起こすことがあります。
本稿では、免疫介在性関節炎に対してステロイド薬を長期使用した結果、前頭骨の手術痕にアスペルギルス属の感染が生じ、重度の鼻炎徴候を認めた症例についてご紹介します。
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■皮膚:大嶋有里先生(犬と猫の皮膚科)
●ステロイド点眼薬のまれな副作用 -医原性クッシング症候群-
ステロイド外用薬の長期使用などの原因により、ごくまれに医原性クッシング症候群が起こるケースがあります。本稿では、医原性クッシング症候群によって汎発性の脱毛が認められた症例を紹介します。
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● オクラシチニブの投与で奏効しない皮膚炎に対して考慮すべきこと
痒みのある疾患に対してオクラシチニブを使用した際のピットフォールとして、マラセチア皮膚炎の見落としについて解説していきます。


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