公益財団法人世界自然保護基金ジャパン(東京都港区、会長:末吉竹二郎、以下 WWF ジャパン)は、多くの方に生物多様性が失われていくことの背景に、様々な環境問題があることを知ってもらうために「一番関心のある動物の危機はどれ? シェアしてつなげようキャンペーン」を開始しました。キャンペーンでは、WWFが「人と自然が調和して生きられる未来」を目指して、気候変動や海洋汚染などの様々な環境課題に取り組んでいることを、実際に環境課題の影響を受けている野生動物たちの事例とイラストを通して伝えていきます。
キャンペーンサイトURL: https://www.wwf.or.jp/campaign/speciallp/connects_life/

ニュース概要

参加者全員にスマホ壁紙、抽選で50名様にWWFジャパン特製パンダトートバッグをプレゼント

キャンペーンサイトでは、環境課題の影響を受けている野生動物の例として、ホッキョクグマ、アオウミガメ、スマトラトラ、アフリカゾウ、コアラが登場します。WWFジャパン公式<X(旧Twitter)>をフォローのうえ、該当ポストから一番関心のある動物とその危機を選択し、期間中に投稿してくださった方全員に、本キャンペーン限定のスマートフォン用の壁紙画像をプレゼントします。さらに、投稿いただいた方の中から抽選で50名様に、WWFジャパン特製パンダトートバッグを進呈します。
キャンペーン参加規約:https://www.wwf.or.jp/campaign/speciallp/connects_life/ 


▼キャンペーン応募期間
2024年4月10日(水) ~2024年5月10日(金)23:59まで

▼WWFジャパン・本キャンペーン担当 村上明日香のコメント
「このパンダのロゴ、見たことあるけど何の団体だろう?」、そう思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。より多くの方に、私たちWWFの存在と活動を知っていただきたく、今回のキャンペーン実施に至りました。WWFはパンダをはじめ様々な野生動物の保護活動を行なっていますが、動物たちの生息域に影響を及ぼす森林破壊、気候変動、海洋汚染等の環境課題にも取り組んでいます。私たちの活動にご賛同いただけたら、まずは本キャンペーンに参加いただき、私たちのSNSをフォローいただければ嬉しいです。


キャンペーンに登場する野生動物たちと直面している危機

ホッキョクグマ
海を覆う氷がとける夏の間、ホッキョクグマは狩りができず、ほぼ絶食状態で過ごします。温暖化が進むと、その時期が長くなり、命にかかわることに。温暖化の防止は世界が協力して進めることが必要。WWFは各国の政府や企業に、温暖化防止のためのルール作りと、温室効果ガス排出の削減を強く訴えています。


© Richard Barrett/WWF-UK


アオウミガメ
最近、注目されはじめたプラスチック製品による海洋汚染。そのなかでも海に流出した漁網などは「ゴーストギア」と呼ばれていて、海にすむ生きものをおびやかしています。WWFは沿岸の自治体や漁協、ダイバーと協働して、ゴーストギアの実態調査をもとに提言を行なうほか、回収なども視野に取り組みを進めています。


© Troy Mayne/WWF


スマトラトラ
スマトラトラのすみかである森は、今、植物油や天然ゴムなどをつくるための農地開発で、どんどん少なくなっています。また、トラの骨などを目当てにした密猟もあとをたちません。WWFはスマトラ島の熱帯林を開発から守る活動と密猟の防止の両方に取り組んでいます。


© Howard Buffett/WWF-US