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ペット関連支出が「増えた」と回答した方にその理由を尋ねると、犬飼育者は「病気やケガの診療費」が増加したと回答する方の割合が高くなっていましたが、実際に「直近1年におけるペットの医療費の合計支出」を尋ねたところ、「年間10万円以上」の飼育者は13.3%と、昨年の6.6%からほぼ倍増していることがわかりました。さらに、「物価上昇が生活における支出総額に影響を与えたか」との問いに「影響がかなりあった」「影響があった」と答えた方は79.4%にのぼり、これまでと同様の商品、サービスを利用していたとしても、物価上昇により支出額が増加してしまう現状がうかがえます。


ペット関連支出について「現状維持したい」が最多の31%となるも、「医療費」や「健康維持費用」であれば増加してもよいと考える方がともに25%以上
続いて、「ペット関連支出についてどのように考えているか」尋ねたところ、「現状維持したい」と答えた方が最多の31%となりました。
また、上位には「ペットに必要な医療費であれば増加してもよい」(28.6%)、「ペットの健康を維持・増進するためであれば増加してもよい」(26.9%)が並び、ペットの健康に関する支出であれば増加してもよいと考える方も30%弱となりました。家族の一員であるペットが元気に過ごしてくれることを願う飼育者の方の想いが感じ取れる結果となりました。


2024年のペット関連支出について約4割が「増えそう」と回答
ペット関連支出の予測について尋ねたところ、「増えそう」と回答した割合は全体で38.3%でした。
「変わらなそう」を選択する方が依然として大数を占めるものの、その割合は減少してきており、「増えそう」と回答する方が増加しています。特に犬飼育者では4割以上の方が「増えそう」と回答しました。


さらに、2024年に最も増えそうな支出についても尋ねたところ、「2023年に最も増加した支出」と同様、犬飼育者は「病気やケガの診療費」、猫飼育者は「フード、おやつ購入費」がトップとなりました。ペットの高齢化に伴い、医療費が増加する可能性もあり、また、物価高がさらに長期化する恐れもあることからも、2024年も昨年と同様の支出増加を想定される方が多いのかもしれません。