全体の流れを押さえた後、雑誌・書籍の確認をする

―それでは、書籍や雑誌で学ぶのは非効率で時代遅れなのでしょうか?
 


 いいえ、まったくそういうわけではありません。全体の流れを押さえるとか、派生した情報を取るには人に聞く方がよい。でも、そこで疑問が生まれたら、必ず雑誌や書籍に立ち戻ってほしいです。 コミュニケーションですから、どんなに優秀な先生の答えでも、自分が必要とする100%ではありません。だから、正確なことを知りたいとき、細かい部分を詰めたいときは、ぜひ雑誌・書籍を参考にしてください。書籍は生き物ではないので、臨床の現場では物足りないことも多く、最初から書籍だけで学ぶのは不十分だと思います。人に聞くことでおおまかな流れをつかみ、さらなる疑問が出てきた段階で雑誌・書籍を読む、という使い方がベストなのではないでしょうか。