世の中、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の蔓延で経済が停滞しているとの報道が連日なされています。COVID-19はいろいろな対策が取られたとしてもすぐに無くなることはなく、ウィズコロナでの新たな社会体制を構築していく必要があります。

このような経済状況であるものの、ペットビジネスは好調であるようです。公表されたデータによると、ペット関連総市場規模は、年間の末端金額で約1.5兆円と僅かながら増加傾向にあるとされています。

COVID-19の蔓延により経済が下降している中にあって、ペットビジネスは堅調に推移していると考えられます。以前のペットビジネスと言えば、医薬品を始めとする獣医療関連とドライタイプのペットフード位しかありませんでした。しかし、現在はさらに進化して様々な分野でペット関連商品が実用化されています。

その背景としてペットの平均寿命の延びがあり、ペットが如何に健やかな毎日を過ごし健康寿命を伸ばすかが重要な課題になっていることにあるように思えます。
また飼い主の多彩な生活スタイルにペットとの共生生活を如何にフィットさせるかとの視点で新たな商品開発がなされています。

新型コロナ禍の中でも、好調なペットビジネス

ペットビジネスの話をする前に、背景情報として総務省統計局が発表したペット関連品目の状況について紹介したいと思います※1。なお、この調査はCOVID-19以前の情報であることをご承知おきください。
ペット・ペット用品小売業は、小売業全体の事業所数が減少しているのに、2012年に4,735事業所であったのが2016年には5,041事業所と6.5%の増加になっています。

また、ペット関連品目としてドックフード、キャットフード、ペット美容院代、ペットトイレ用品の4品目の消費者物価指数で見ると、どの品目も上昇傾向で推移しています(下図参照)。つまりペット関連品目の物価が上昇していること示しており、これらの品目を買う人が増えていることを示しています。

このように、ペット関連市場は拡大傾向にあり、ペットにかける費用も増加傾向であることがうかがえます。